マキニウム式演技法

たった一言から始まった「全く新たな演技法」

それは、たった一言から始まりました。

 

「脚本とか全く無視していいから、音だけ聞いてやってみて??」

 

従来の演技理論や演技教育では、脚本を読み込み、登場人物を理解し、その後でその登場人物を演じることが一般的でした。しかし、2004年頃、マキニウムの稽古場で俳優に発せられた上記の発言に、俳優は生き生きと、登場人物を演じられるようになったのです。俳優は一度「脚本は全く無視」することで、躍動的に、しかも克明に登場人物を克明に描き出します。俳優がとてもとても苦労する「俳優の魅力」と「登場人物をリアルに生きる」という二つの課題の両立は、この稽古場での出来事によって同時に克服できることがわかったのです。

観客や演出家、審査員が求めているもの

多くの観客、演出家、そしてオーディションの審査員などは、ほぼ皆同じものを求めています。それは、まず、「俳優が魅力的であること」そして、「登場人物として見えること」。マキニウムに限らず多くの人々は、皆この2つのテーマが高い次元で達成できている俳優を見たがっているのです。

“俳優の個性”  vs “登場人物のリアリティ”

しかし、実は“俳優の個性”と“登場人物のリアリティ”は、とても仲がよくありません。演技を始める人は誰でも「自分の個性が輝き、登場人物といて舞台に立ちたい」と願うものですが、実はこの二つの大きな軸は共存がとても難しい軸です。高校や大学の演劇部などでも“個性”と“登場人物のリアリティ”を両方求められることがありますが、“俳優の個性”を追及すればするほど、“登場人物のリアリティ”は失われていき、“登場人物のリアリティ”を追及すればするほど、“俳優の個性”は失われていく。

 

多くの場合、この2つの軸はまさに“二兎を追う者は一兎をも得ず”になってしまうものなのです。

“個性”と“リアリティ”を両立させる演技法。

“俳優の個性”と“登場人物のリアリティ”の両立。この「演劇界の大テーマ」とも言える課題に、マキニウムは旗揚げ以来正面から取り組んできました。そして、この「演劇界の大テーマ」“俳優の個性”と“登場人物のリアリティ”を同時に成長させていくトレーニング・演技法にたどり着きました。それが「マキニウム式演技法」です。

魅力を磨く。自分が輝くトレーニング法。

“個性を磨く”という言葉があります。しかし、“個性を磨く”とは一体具体的に何をすることでしょう?演劇集合体マキニウムでは、“個性を磨く”とはどういうことなのか、試行錯誤を繰り返して研究してきました。そして、個性を磨き、登場人物を豊かに演じることができるようになっていく一つの演技法にたどり着きました。それが“マキニウム式演技法”です。

個性は、本当に磨けるのでしょうか??

“個性”は、これまで“才能の領域”とされてきました。「登場人物を演じられるようになる」ことが俳優としての“技術”であり、“個性”は各自が独自で身につけるもの、とされてきたのです。しかし、「俳優オーディション」や「出演依頼」の多くは、俳優の“個性”を評価されます。「俳優オーディション」や「出演依頼」において評価を受けたいと思っても、何をどのようにトレーニングしていけばいいのかわからないのが演技の世界の常識なのです。

公演アンケートの数字が実証する。

マキニウムでは、出演した公演毎・ステージ毎に、お客様からいただいたアンケートの中で何%の方が「自分に好感を持っていただけたか」、集計しています。自分の頑張りがお客様の“好感度”に結びついたかどうか、数字で明らかになります。

d2020年4月にライブ放送した、演技理論の動画です。「理想の演技」への向き合い方、考え方を槙文彦がわかりやすくお伝えしています。

マキニウム出演者募集・ワークショップ情報LINE@

マキニウムで行う公演の出演者募集、ワークショップの情報をお伝えするLINE@です。

 

※「友だち追加」で、槙文彦作成による「魅力的でリアルに演じるために必要な50のこと(2021年版)」をプレゼントいたします。

 

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マキニウムへの参加に関しては、演劇集合体マキニウムEのページをご覧ください。