日本で一番、輝きが実感できる場所に。

演劇や朗読というと、演出家や指導者の指示の通りに役者が動く、そういったイメージで捉えている方も多いかもしれません。多くの俳優養成所や専門学校でも、いかに演出家や演技指導者の指示に従えるか、が重要なテーマとして教えらえています。それは、日本の演劇史を考えるとしかたのないことかもしれません。あらゆる演劇が入れ替わって存在し、「目指すべき演技像」がはっきりとしない演技の世界では、演出家や指導者の「要求」に応えるしか「教える方法」がなかったのかもしれません。

 

しかし私は、俳優や朗読は自己表現だと考えます。自分の体の中にある表現の“素”になる欲求、それを舞台で表現する。そういうものが、真にお客様の心に届くものなんだと思います。

 

真に俳優や朗読者の身体から生まれた表現は、決して脚本やテキストをゆがめず、よりリアルに、豊かに言葉を伝えます。

 

魅力的に。そしてリアルに。

 

俳優や朗読者の求めている理想の形に、僕らはまっすぐに向き合い、そして一つの表現法にたどりつきました。それは誰にでもできる演技法で、永遠に成長していける演技・トレーニング法です。

 

マキニウムを、日本で一番輝きが実感できる場所にしたい。

 

養成所や専門学校では、多くの俳優志望者が「理想の演技」に向かう方法がわからず、どうしていいかわからなくなっています。演技の世界では、「習うより慣れろ」「自分で考えな」という風習がまだ厳然としてあります。

 

演技の中で自己表現を行う方法がはっきりと見え、共に楽しく輝きを目指す仲間がいて、実際にやりたいだけ演技に取り組む環境がある。魅力的な演技による演劇を見る楽しさがより多くの方に広まり、演劇がもっと身近な存在になっていく。

 

マキニウムを、そんな日本一の場所にしていきます。

朗読や演劇を始めようと思っている皆様へ

演劇や朗読は、「演じ方[読み方]」を教わって、その通りに動ける[読める]ようになる、というのが一般的と思われるかもしれませんが、マキニウムでは「演じ方[読み方]」をお伝えすることはしません。演劇や朗読は「自己表現」だと考えるからです。

 

自分を磨き、自分を発し、個性を発揮する。それは、登場人物[テキスト]と矛盾しません。

 

適切な「服」を来て、適切に振る舞い、他の人に不快感をもたれないよう過ごすことも、現実の生活では時に必要なことなのかもしれません。しかし、マキニウムが目指しているのは、個性を発揮し、自由に振る舞い、より魅力的になっていくこと。

 

どうか「マキニウム」の演劇や朗読を体験してみてください。これまで気付かなかった、ご自身の魅力に驚かれるかもしれません。

演劇をご覧になる皆様へ

マキニウムでは、リアルで魅力的な演技により、多くのみなさまに楽しんでいただけるクオリティの高い演劇・朗読の製作を目指しています。一人でも多くのお客様に会場に足を運んで、楽しんでいただけたら幸いです。お待ちしております。

 

 

槙 文彦

 

演技・朗読トレーナー

演出家・脚本家

演劇集合体マキニウム代表

札幌マンガ・アニメ学院講師 インターナショナル・メディア学院札幌校講師

1972年札幌生まれ

北海道大学経済学部卒

            

個性を高めつつ、リアルに脚本の人物を演じるトレーニングの専門家。

独自に開発した演技理論を元に、発声方法・脚本との向き合い方・役作り・セリフの覚え方・舞台本番への取り組み方・演技へのモチベーションを伝える。

 

これまで400人以上の演技を指導し、俳優の“観客好感度率”を3倍、声優を大手プロダクションオーディション合格へ導くなどの事例を持つ。

            

中学時代、「つかこうへい事務所」の稽古風景をテレビで見て感銘を受ける。演劇の名門・北海道札幌開成高校演劇部に入部し、劇作家・本山節弥氏の指導を受け、北海道大会で準主役を演じ最優秀賞を受賞。

 

卒業後も演劇を続けるが、当時札幌で人気を博していた劇団と自分がやってきた高校演劇の演技の差に愕然。演出家・鈴木喜三夫氏演出の舞台への出演や、演出家・松本修氏のワークショップなどで演技を学び、自ら「演劇集合体マキニウム」を立ち上げ好評を得る。しかしその厳しい指導により俳優の心は離れていき、一時は劇団員が自分一人だけになる。

 

「どこまでも成長し続け、誰にでもわかりやすく取り組める」演技方法の必要性を感じ、確立するために試行錯誤を繰り返し、独自の演技方法論「マキニウムメソッド」にたどりつく。

            

自身は、圧倒的な緊張感で評判の「劇団千年王國」に主役で出演(2015年)する一方、出し物集団「がっかりさせ隊」ではコミカルに演じ回り演技の幅を見せる。

 

オーディションでの合格、他劇団への主役に導き、「本当に成長を目指すなら、この方法を選択するべき」など強い支持を得る。

            

誰もが魅力的に豊かに演じられるようになる演劇社会の実現を目指して奔走中。