“マキニウム式朗読”とは??

魅力を磨く。自分が輝くの朗読法。

“個性を磨く”という言葉があります。しかし、“個性を磨く”とは一体具体的に何をすることでしょう?演劇集合体マキニウムでは、“個性を磨く”とはどういうことなのか、試行錯誤を繰り返して研究してきました。そして、個性を磨き、登場人物を豊かに演じることができるようになる一つの朗読法にたどり着きました。それが“マキニウム式朗読法”です。

朗読は“淡々と読む”が正しい?

朗読はよく、「“淡々と”読むのがよい」とされることが多いです。しかしみなさんはいかがどう考えるでしょう。全員が“淡々と”読む朗読で満足できるでしょうか?そういう朗読を聞きたいでしょうか?もちろん、「それが聞きたい」とおっしゃる方もいらっしゃると思います。それは全く否定されるものではありません。しかしマキニウムでは、朗読も読み手さんの“個性”があって、本来の楽しさを生み出すものと考えます。

朗読に“個性”は必要でしょうか?

「朗読に“個性”??ピンとこない」「そんなもの必要ない」そう思われる方もいるかもしれません。しかしこれまで私達が行ってきたワークショップでのディスカッションでは、多くの方が朗読にも“個性”を求めていることがわかりました。作品の個性があり、朗読する人の個性によって作品の個性がより豊かに伝わる、そんな朗読を多くの方が目指しているのです。

「自分から生まれた、自分らしい読み方」の特別な楽しさ。

何よりも、“個性”は自分だけのものですから、自分らしく読む楽しさがあります。指導者の言った通りに読んで「上手になった」と誉められる楽しさではなく、「自分から生まれた、自分らしい読み方」を認められる特別な楽しさがあります。

物語vs“朗読者の個性”

一般に朗読では、“個性”を大切にすると読む作品のテキストはゆがめられてしまう、と考えられています。ですから多くの朗読の指導者は「淡々と」読むことを推奨しています。実際に、朗読する人が安易に“個性”をふりかざしてしまうと、物語の豊かさは簡単に失われてしまいます。物語と“朗読者の個性”は、とても仲が悪いのです。多くの人が“個性”を大切に物語読もうと試みるのですが、これはとても難しいのです。物語を第一に、豊かに読もうとすると朗読者の個性は犠牲にされ、逆に朗読者の個性を大切にすると物語はゆがめられてしまう。多くの場合、この2つの軸はまさに“二兎を追う者は一兎をも得ず”になってしまうものなのです。

“マキニウム式朗読法”は、“個性”を磨き、作品を豊かに伝える朗読法です。

“マキニウム式朗読法”は、まさしくこの“二兎”を追ってしまおうという方法論です。私達が開発した方法論で練習すれば、物語の豊かさをゆがめることなく、“朗読者の個性”を大切にして読むことができます。しかも物語はより豊かに、個性もより豊かになっていくのです。

“いい声”になる発声法

さらに。マキニウムでは独自に“いい声”になる発声法を開発しました。やり方は簡単です。この“呼吸”と“喉”を改善するこの発声法に取り組むだけで、1ヶ月~3ヶ月ほどで声が変わり始め、よく通る、聞きやすい声に変化していきます。そして、自分の声に自信が持てるようになっていきます。

“自分らしい”表現が生まれる感動。

“個性”は、これまで“才能の領域”とされてきました。ですから、「“個性を”を磨く」という言葉はあっても、実際に個性を磨く方法はなかなか発見されてきませんでした。しかし、“個性”は「正しい磨き方」をすれば、必ず輝くものです。“マキニウム式朗読法”は、まさしく“個性”を磨く朗読法なのです。“自分らしい”表現を身につけ、物語を豊かに読む練習をしていくことで、指導者の指示する読み方ではなく、自分の表現を見つけていきます。誰のものでもない、「私」から生まれる表現と出会います。世界でたった一つの、“自分らしい”表現と出会うことができるのです。

朗読は、誰にでもできます。

“マキニウム式朗読法”は、「誰にでもできる方法論とはどんな方法論か?」という問題意識から生まれていますので、才能もセンスもわからない初心者の方でも取り組める内容となっています。誰もが、練習によって“個性”と物語の豊かさを手に入れていく。そんな方法論です。

何を、どのように練習していけばいいのか、具体的にわかる。

つまりマキニウム式朗読は、誰にでも取り組むことができ、“個性”と物語の豊かさを手に入れるために、何を、どのように練習していけばいいのかが具体的にわかる場所なのです。

なぜ“マキニウム式朗読法”が必要なのか。

私達はこれまで、「朗読をやってきたが、どう進んでいいかわからない」という沢山の方に出会ってきました。多くの方がおっしゃることが、「自分らしい表現で、楽しく作品を読んでみたい」ということです。しかし、これまでの朗読法は、少し堅苦しく、楽しく読める朗読法は多くありませんでした。楽しく読んでしまうと、作品の意図が伝わらなくなってしまうのです。“マキニウム式朗読法”がもっと多くの方々に広まることで、朗読の楽しさ、豊かさをもっと多くの方々にわかってもらえると思っています。